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お直し部門の女王様

2007.09.05 Wednesday

当店の、リフォーム部門の主役は、なんといっても「ミシン」様です。

とてもわがままで、少しでも機嫌を損ねると、ストライキを始めます。
糸調子が悪くなったり、変な声を上げたり、縫う行為をさせてくれなくなるのです。
だから、いつも扱いには最新の注意を払って、大事に大事に接します。

といっても、ミシンというのは所詮アナログ機械です。
(最近ではコンピューターミシンという物もありますが、私はお付き合いがありません)
少しでも機嫌が悪くなると、工具を取り出し、洋服の直しを横に置き去りにして、ミシンの修理に全力をささげます。
ミシン修理の自信は、全くないのですが。。。
ミシンの内部を知りたいという好奇心というか、何とかしてあげないとかわいそう、という同情心というか、なせばなる、という変な迷信のせいなのか。。。

今まで、自分で修理を試みて、何度症状を悪化させた事か。。。
ミシンを使い物にならなくしてしまった事もあるし。。。
まず自分でやってみて、どうにも手がつけられなくなってから専門の修理屋さんに見てもらうと、もうダメです、の診断になるのです。
だから、今まで何台つぶしたか。。。

その度に、急いで新しいミシンを購入しなけらばいけないのだけど
(仕事は山積み)
そこは、いつもミシンの事を面倒見てくれてる、ミシン技師のおじさんに無理を言って
「すぐに本縫いミシン1台欲しいんですけど」
と言えば、私が普段どんな仕事をしていて、どんなタイプが相性が良いかを熟知していてくれてるので、
「んじゃ、あれ持ってくよ、すぐ整備するね」
と、ツーカーの会話で、中古のミシンを運んで来てくれるのです。

メーカーとか、機種とかは、いつもおじさんのセレクトです。
おじさんあっての私です。
もちろんミシンだけじゃなく、私の洋裁用の機材は、すべておじさんのセレクトなのです。
そして、すべてメンテナンスとか、部品調達とか、修理まで、お世話になりっぱなしです。
プロって、こうゆう人の事言うんですね。

今、お直し部門では、4台のミシンを使い分けています。
その中でも、本縫い用のミシンが、一番の女王様なのです。
何代目かの、今のオーララ女王様、つまり私の今の愛機はコレです。

SINGER 188professional
俗に「イッパッパー」と言われる名手です。
職業用では、人気が衰えません。
このミシンは、今までで一番長生きしています。
3年くらい?(2016年12月追記:今も主役の現役です!)
色はいぶし銀というか、グレー系のニブイ色です。
もうビンテージの域に入りそうな、数十年前の機種です。
かなり重くて、どっしりしています。
鉄製なので、たたいてもビクともしません。頑丈です。
おじさんいわく、
「この機種は、部品をたくさん持ってるから、どこが壊れても直せるから安心だよ」
との事です。
今後も長い付き合いになりそうです。

今回もこりずに、自分で修理をしました。
洋服の事だけじゃなくて、その為の道具だって直せないと、一人前とは言えない、と思ってみたりして。
だって、レーサーだって、車の事をわかってないと上達できないし、
ミュージシャンだって、楽器を自分で調整できないと上手くならないんじゃないかな?
今回は、修理が完璧に上手くできたので、写真を撮りました!うれしい!
急に動かなくなってしまい、前にも後ろにも一歩も針が動かなくなる、という症状でした。
ミシンに耳を傾け、声を聞きます。
が、今回は声が無く、本人も苦しそう。
全身を見渡して、多分送り場が噛んでいるな、と判断。

ミシンを縫う所の、この下板をはずして、原因をつきとめる事にしました。




押さえと、板を外すと、こんな感じ。
ボビンケースの下糸と、ボビンが見えます。
でも、送り歯は何ともなさそう。




今回初挑戦で、送り歯も外し、ボビンも分解してみた。




すると、ボビンの重なりの奥に、こんな小さな糸くずが!
つまり、コレが原因でした。
たったこれだけのことで、全く動かなくなるなんて、なんてデリケートなんでしょう。
また一層、愛着がわきました。

さて、分解までは良くても、組み立てが、なかなか上手くいきません。
送り歯やボビンの取り付けは、他の部分とのつながりを上手く合わせないといけなくて、かなり神経を使います。
でも、1時間ほど調整をして、何とか完成!
私、ミシン修理屋さんになれるかも??
調子にのっています。

あ〜でもドキドキしたーーー。
また壊しちゃうんじゃないかって。
緊張で汗がびっしょり。
なせばなる、です!
良い経験でした。

ミシン様、いつまでも長生きしてね&仲良くしてね。

※ミシン修理のお問い合わせはご遠慮ください。
 修理の時は、電源を抜いてから!

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