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スカジャンのワタ抜き

2016.12.02 Friday

(当画像の”無断”使用はお断りいたします)

 

ずっと書きたかった記事を、やっと書く時間ができました!

当店のお直しではかれこれ15年以上大変ご好評いただいていて、今もなお年々増加する一方の大人気アイテム。スカジャン。

その「綿(ワタ)」のお悩みは、皆さんそれぞれお持ちのようで。。。

●モッサリした厚みの綿を全部無くしてしまって、薄いペランとしたスカジャンにしたい。

●綿を止めているステッチ(裏面でダイヤ柄に縫ってある所です)の糸が抜けてきて、心配なので修復したい。

●経年のため綿が下に下がってきて、袖口やスソに沢山溜まってしまっていて、これをどうにかしたい。

などなど、、、。

それぞれに対応策がございますので、何なりとご相談くださいませ(^_^)

 

今日は、そんなお悩みの中で一番大がかりな

●綿を全部取り除いて、新しい綿を入れたい。

というお直しの一例をご紹介いたします。

 

この写真のお直しは、確か5〜6年前に撮影したものです。

作業中はなかなか写真を撮る時間が無い中、せっかく撮った写真ですので掲載させていただこうと思います!

 

スカジャン好きな皆さま、中をご覧になったことはありますか?

現代の物は、現代の綺麗な綿が「中綿」として縫い付けられています。

一般的には白い綿で、、、わかりやすく例えると、保健室に置いてあるような、

注射する前や後に拭く、フワフワした四角い脱脂綿のような感じの、もっと大きい版です。

女性であれば、メイクの時に使うコットンをイメージしていただければ正解だと思います。

ダウンジャケットのような暖かさは求められないですが、スカジャンの風合いを出すために使われています。

(現代のスカジャンにはもっぱら合成繊維が使用されております。)

ここ最近はタイトなシルエットが主流ですので、復刻品でも、わざと綿を入れていない製品も多いです。

hp 606.jpg

↑これは、とあるヴィンテージスカジャンの中綿です。今まで山ほど見てきた中でもかなり状態が良く、綿がしっかり残っていて、

とても70年前のものと思えないほどです。

素晴らしいです。

……といっても、初めて見る方にはショッキングな画像でしたでしょうか??

 

 

hp 605.jpg

↑別テイク。

わかります??

なんだか糸くずの集まりみたいな。。。

ただのホコリを集めただけのような。。。

……って、まさにそうなんです。

世界大戦直後、日本には物資が無かったので、工夫して綿を作ったんでしょうね。。。

歴史を知ると、感慨深いです。

え?白い綿?

ええ、なので、それは現代の物です。ヴィンテージスカジャンはすべてこのような中身になっております。

 

それを踏まえて、今日のお直しです。

今回のご注文内容は「綿が落ちてきて、袖口やスソに溜まってしまっているので、古い綿を全部取って

&ふっくらした雰囲気が好きなので、現代の綿に入れ替えて欲しい」

とのことでした。

では、毎度前振りが長いですが(笑)、ようやく作業の写真といきましょう♪

hp 543.jpg

↑ご依頼時の姿(裏側)です。

確かに、、、綿が下に溜まって膨らんでいます。

さて、中を開けましょう!

 

 

hp 544.jpg

はい、この通りです!

ほどんど落ちてしまい、生地が丸見えです(>_<)

一番上の綺麗な状態とは全く違うことがわかりますね。。。

 

 

hp 568.jpghp 545.jpghp 546.jpg

まずは、全部のパーツを分解くんです。(大好きな作業!!)

前身頃の片方です。

左:リブやファスナーを外した所、中:表側、右:裏側。

 

 

hp 547.jpg

綿を止めているステッチを丁寧にほどいていきます。

古いサテンやシルク生地はかなりデリケートですので、慎重に糸を抜いていきます。

当店では、ステッチ抜き料金が「1本」づつカウントされますので、金額が上がってしまいます。

節約をご希望の方も多く、できるだけそれにお答えしたい策として、お客様ご自身で作業していただくこともご提案しています。

ご提案に賛成してくださる方は多く、好評です。

その際は、道具をお貸しし、コツもお教えしております。

ご自身で手をかけることは、愛着もわきますのでオススメですよ(^_^)

※今回のお直しは、すべてlalaコが作業しています。

 

 hp 548.jpghp 549.jpg

ということで、綿抜き完成しました!(といっても、前身頃の片方だけですが^^)

そしてこのパーツだけで出た綿が、裏側の写真と共に右上に写ってます。けっこうな量ですよねっ。

これが下(スソ)に落ちるとなると、、、後はご想像にお任せいたします。。。

左:表面、右:裏面

 

hp 550.jpg

抜いたステッチの跡、見えますか?

永い年月の為、しっかり跡が残っています。

 

hp 554.jpg

そして新しい綿を入れ、先のステッチ跡に、寸分の狂いも無くミシンをかけていきます。

 

 

hp 555.jpg hp 556.jpg hp 557.jpg

そして仕上がったのがこちら↑

 

 

hp 553.jpg

袖も同じように。 

 

 

hp 551.jpg

お袖の綿はこの量でした。(袖1本の分量です)

 

 

hp 558.jpg

さて、メインデュッシュの背面です。

綿の量はこんなに!!

 

 

hp 559.jpg

そして新しい綿を入れて↑

パーツを組み上げて元に戻していきます↓

hp 560.jpg hp 569.jpg

 

 

それを、表側の生地と合体して、、、↓

hp 562.jpg hp 567.jpg

 

 

↓リブやジップを元に付け直して完成です!!

hp 571.jpghp 572.jpg

 

「ふっくら」を目指したお直しは、お好きな綿に入れ替えが可能です。

ふっくら加減も、お好きなボリュームに調整させていただきます。

当時のあの「糸くず」、、、もはや現代ではウエスと蔑まれそうで悲しくなるような貴重な綿、、、は、

当店で入手することは今のところできません。ごめんなさい。

お持ちくだされば、ご相談させていただきます。(その場合は、生地状になっていないと使用できません)

敢えてハイテク素材を使用するのも、隠れたお洒落かな、と思ったります。

ダウンも良いのではないでしょうか^^

皆様のアイデアと理想を、是非お伝えくださいませ。

1点モノにとことんお付き合いいたします!!

 

※スカジャンのお直しは、他の記事にも掲載しておりますので、以下の赤色の文字をクリックしてご覧ください。

◎リブの復刻編み←裏メニューにて大好評いただいております。絶賛受付中!

 (一例として近日中に記事を掲載いたしますのでお楽しみに!)

リブの交換

サイズ直し

◎その他、TwitterFacebook(Twitterからの自動転送)にてお直しの様子をたまにつぶやいています。

 

ご注文は、愛知県一宮市のアトリエ、及び東京出張時(次回は今月)、その他近郊で受付中です!

まずはお気軽にご一報ください。

詳しくは当ホームページへ。

 

 

 

【上記の出来上がり写真および、当店のすべてのお直し・リフォーム・リメイクは、
パターンメイドやイージーオーダーではありません。
一人ひとりのお客様にピッタリの、lalaコとお客様でデザインをした、
スペシャル・オーダーメイドの1点物なので、
写真と同じ物は作れませんことをご了承ください。】

人気のお直しの「ビフォー、アフター」は、
当ホームページ内、洋服リフォームのページの「写真集」に掲載していますので、
こちらもご参照ください。

※当画像の”無断”使用はお断りいたします※


→ホームページ Oh là là

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