『Oh là là 』 のホームページはこちら!⇒ Oh la la   Ohlala_lalakoをフォローしましょう  Facebook公式ページ

<< September 2018 | 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 >>

articles récents 最近の記事

catégories カテゴリー

Archives 月別アーカイブ

rechercher 検索

このサイト内の検索

定番!モッズパーカのお直し

2015.03.13 Friday
当店で人気のあるお直しとして、すでにホームページには掲載がありますが、
それももう8年以上前の記事ですし、
ここ最近のお直しの傾向が変わってきましたので、改めてこのブログでもピックアップしてみることにしました。

こちらはM65のタイプです。
もちろんM51もたくさん直していますが、今回はこちらを掲載いたします。
a のコピー.JPG
XSのサイズを買ったのに、どうしても大きい…なので小さくしたいとのご依頼でした。
10年くらい前でしたら、モード風に、極力タイトにコンパクトに、すっきりスリムにというご要望が圧倒的で、
無理矢理小さくリサイズしたものでしたが、、、
ここ数年の傾向では、「オリジナル感を残しつつ、でもサイズ感をスッキリさせたい」というご注文がほどんどになりました。
私個人的にも、オリジナル感は残したい人間ですので、とても嬉しいことです。


b のコピー.JPG
ということで、こちらが仕上りです。
ライナーやフードは取り外して、本体のみのお直しです。
こちらは、ただ腕周りを細くしただけなのです。
が、それだけでスッキリ見えますよね?
以前は肩幅を詰めたり、ウエストを絞ったり、あらゆる所を直して小さくしましたが、最近私がオススメするのは、
「腕だけ細く」です。
触る箇所が減った分、かな〜りお安くできます。
そして、オリジナル感も残します。

この腕の絞り具合は、長年の経験から編み出した計算により、
どこにも真似のできない型を当てはめています。


では、作業の簡単な写真を載せます。
もしご自分で直してみたい方は、是非参考にしてみてください。
(直している途中でギブアップしたら、続きは当店にご相談くださいねねこ
挑戦することには応援いたします!!)
c のコピー.JPG
まず、袖口カフスのボタン「大」と、裏側にもある「小」をはずします。



d のコピー.JPG
取ったところです。



e のコピー.JPG
次に、表側のカフスをはずしていきます。
上のステッチを取ります。



f のコピー.JPG
取れました!



g のコピー.JPG
上のステッチが取れたら、次に下のステッチをはずしていきます。
皆さまご存知のとおり、私の一番好きな作業ですネ手



h のコピー.JPG
実は、カフスというのは見た目だけで、上に被さって付いているのでした。
こんな風にカフスに手が通ります。



i のコピー.JPG
では、いよいよ、お袖を細くしていきます。
袖のダブルステッチをほどいていきます。



j のコピー.JPG
分解できました。



k のコピー.JPG
一番カッコいいラインで、生地を裁断していきます。



l のコピー.JPG
モッズパーカは、表と裏が同じ仕上りの「折り伏せ縫い」ですので、"しつけ"をかけていきます。


m のコピー.JPG
こんな感じで、白い糸で"しつけ"をしてみました。
ここを縫っていきます。



n のコピー.JPG
ミシンで縫います。
当店では、チェーンステッチではなく、シングルステッチです。
つまり、普通の工業用ミシンでございます。
(愛機SINGER188



o のコピー.JPG
袖が細くなりましたら、カフスも元に戻します。
カフス自体のサイズは元のままです。細くしたりしません。



p のコピー.JPG
で、ボタン2つを元に戻していきます。
この縫い方も独特で、さすがミリタリーなのです。
パッと見、雑にみえるのですが、かなーーーり頑丈な付け方です。
戦場の現場では、この縫い方の方が絶対良いのです。
戦後の日本の学校では、こんなことは習うことは無いのですけどね。
古着は、世界の歴史とかも感じることができるので、本当に興味深いです。
そして、オリジナルに忠実に頑張るのがオーララなのです。
(現代風に変えた方が良いと感じたことも、どんどん取り入れますけどね!)

古着というのは、
どうしてこの形になったのか、
ささいなポイントだけでどうして他のと違ってこんなに格好よく見えるのか、
自分はどうしてこの服が着たいのか、
などなど…で、お直しの方法も全く変わってきます。

自由な発想で楽しんでくださいね。
それをお手伝いするのがオーララなのです。

こうやって、いつも流れが変わることも、悪いことではないのです。
敬意と愛情を持って、
捨てる前に「着る」ことが一番大事だと私は考えます。
コレクションのみの方は、またその方法もありますので、ご相談ください。



q のコピー.JPG
直したフロントの写真です。
クニャってほっそりしました。すでにお袖のボリュームはありません。



r のコピー.JPG
良く見れば、肩幅はかなり落ちていますが、これがオリジナルですので、敢えて残しています。


※今回は、お客様のご希望により、肘のタックは無くしました。
もちろん再現は可能です。
なんでもワガママ言ってくださいませ☆

持ち主の方、ご協力ありがとうございました!!


【上記の出来上がり写真および、当店のすべてのお直し・リフォーム・リメイクは、
パターンメイドやイージーオーダーではありません。
一人ひとりのお客様にピッタリの、lalaコとお客様でデザインをした、
スペシャル・オーダーメイドの1点物なので、
写真と同じ物は作れませんことをご了承ください。】

人気のお直しの「ビフォー、アフター」は、
当ホームページ内、洋服リフォームのページの「写真集」に掲載していますので、
こちらもご参照ください。


→ホームページ Oh là là
今日のお直し