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帝国陸軍のジャケット

2014.09.16 Tuesday
やっとこのお直し記事を書くことができます嬉しい
つまり、写真の整理が順番にできてきましたのピース

これは、東京にアトリエがある間に完成した、最後の大仕事でした。
なので…もう1年半も前のお仕事の記録です。
今日のお直し、、、今日では無いのですが、アーカイブとして投稿したいので是非ともご覧ください!!
(画像のお客様のお顔は上塗りさせていただいています)

15.jpg 
↑こちらは完成の写真です。昭和初期の本物、日本軍ジャケットをリサイズしました。

目指したのは、騎兵将校(少将)の「閑院宮春仁王(かんいんのみやはるひとおう)」の、この写真のスタイル。
↓
3.jpg    13.jpg
うわあああ!!!かっこいい!!
以前憧れて、こんな記事を書いて、まさか本当にこのようなお直しをさせていただけるとは!!
心はとても興奮と感激で、嬉しくて仕方ありませんでした!
私の高鳴る気持ちとは裏腹に、、、実際にこのウエストのシェイプを再現するのは、想像以上に大掛かりのお直しとなりました。
何故なら、、、
1.jpg 2.jpg
↑元々、こんなにビッグサイズであって、ダーツなどがほとんど入っていないノッペリとした形だったのです、、、。
ベンツも無い、どこをどうするのだーーっ!!って驚きました。

1.jpg → 5.jpg
それを、ここまでリサイズしました。
左はお直し前で、メンズ用トルソー(マネキン)でもブッカブカ。
右は完成品で、レディースのSサイズのトルソーで、まあまあなかなか、丁度良いです。


7.jpg 8.jpg
↑そして、この裏側をご覧下さい。
茶色の裏地には、綿(わた)のような物(芯地)が当ててあり、今でいうキルティングというところでしょうか。
こんなデザインステッチで、裏地と綿地を留め縫ってあるのでした。


6.jpg
すべての糸のステッチ……
昔のミシンでは、このようにピッチ(一針の進む距離)がとても狭く、丁寧な仕立てですね。
こういう所が、私が古着を好きな理由であります。
この糸をすべて一針一針ほどいて、お直しに入ります。
特に裏地は80年?90年??も経っていてとてもデリケートなので、昔の職人さんに恥ずかしくないよう、私も気持ちを込めて扱います。
(ほどく作業が、自分的にはテンションがマックスです!!!
因みに、こういった高級軍服というのは、100年経っても着られるほど、頑丈に作ってあるそうです。
なのでもちろん表地は、虫食い以外は全く痛んでいませんでした。
すごいですねー。


14.jpg
ご依頼者様には、仮り合わせの為に何度も何度もアトリエに足をお運びいただいて、こだわり抜いたリサイズをしました。
↑例えばこの写真は、肩章を付けるループの位置を決める為に、当時の本物の肩章をご持参くださり、仮り合わせしている様子です。


1.jpg→ → →5.jpg 
肩も袖もボディも、ほぼ全部分解し、元のシルエットを留めないほどに大改造しました。
仕立て方法は、当時をできるだけ再現しています。
そして、最後に襟です。
首周りもかなり細くしまして、高さもだいぶ出しました。
つまり、、、元々の襟を取り払い、新しく作成しました。
↓こんな感じです。
11.jpg 12.jpg
このバッテンクロスの手縫いとか、細かくてキューンってしますよね!?↑(…あ、誰も同意してくれない??) 

10.jpg
9.jpg
↑完成です。
生地は当時の物の残布を利用しました。

ということで、オーダーしたように、とても格好良く仕上がりました!
しかしこれは、お客様のお体にピッタリと合わせたので、他の方は着られないかと思います。
それくらいタイトな仕上がりです。

1.jpg→5.jpg
赤い襟の印は、歩兵の色です。
色で役割が一目でわかるようになっています。
他には、黒・黄色・青など色々あります。
今回、この赤い印は、それ専門のショップがあるらしくそちらで製作してもらうそうです。
なので私としての完成は、飾り無しの所までです。
どこまでも本物志向ですネ。
肩章も、星の数でお偉いさんかどうかわかるようになっています。

もう、お客様と私とで、仕上がりに大興奮して、最終お渡し日は写真撮影会となりました。
小物などを遠方からお持ち込みくださり、本物を拝見させていただき、とても勉強になりました。
888.jpg
私はファッションとしてのシルエットや縫製過程が一番興味深かったのは勿論のことですkyu

さて、こちらは実はまだ別件の続きがあるのですが、それはまたいずれ、、、。
時間ができたら書きますね〜〜。

今回も、撮影のご協力ありがとうございました!!
掲載が遅くなってしまい、すみません!!


【上記の出来上がり写真および、当店のすべてのお直し・リフォーム・リメイクは、
パターンメイドやイージーオーダーではありません。
一人ひとりのお客様にピッタリの、lalaコとお客様でデザインをした、
スペシャル・オーダーメイドの1点物なので、
写真と同じ物は作れませんことをご了承ください。】

人気のお直しの「ビフォー、アフター」は、
当ホームページ内、洋服リフォームのページの「写真集」に掲載していますので、
こちらもご参照ください。

→ホームページ Oh là là
今日のお直し