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黒い服

2017.09.11 Monday

古着業界にはもう長い間おりますが、『黒い服』のファンはとても多いと感じています。

定番やモード系だったりしますが、

私が現場で感じている一番人気は、意外や意外、「フォーマルウエア」なのです。

昔の言葉で言うと「正装」とか「喪服」と言う方もいらっしゃいます。

 

冠婚葬祭の場に、失礼無く堂々と着て行ける。

季節もあまり選ばない。

だけど普段は着られない。

 

そんなフォーマルウエアですが、違った目線で見ると。。。

特に古着はどうでしょう?

黒くて古いフォーマルウエアは、実はすごく可愛くてお洒落で、デザインにも品があるのです。

仕立て方もファストファッションとは全然違って驚くほど丁寧。

その魅力をわかってしまうと、サイズがちょうど合ってカワイイのを見つけた時、つい買ってしまいたくなるのは私だけでしょうか。。。

DSCN3731 のコピー.JPG
今日のテーマは、この『黒い服』です。

 

当店ではこの『黒い服』を開店当初(15年以上前)からリスペクト&プッシュしています。

格式が高いところには着物を着ていくことも選択できますが、

そこまでではないけれど、敬意を払ってきちんと装いたい時に、『黒い服』はかなり優秀なお洋服です。

 

近年たまにお見受けするのが、急なご不幸があった時に、

黒いストレッチジーンズ+黒ニットで参加されている大人女子。。。

黒といえど、やはりジーンズやニットでは、大人としては肩身が狭いかもしれません。

そんな時、古着の『黒い服』は、1セット持っていると便利かもしれません。

大体がワンピースとジャケット、またはジャケットとスカート、のアンサンブルになっています。

近年はパンツも失礼ではないのですが、やはり黒ストッキングに膝下丈のスカートは、

男女どちらからも、尊敬の眼差しで見つめてしまう”美しくデキるオンナ”なイメージです。

私のオススメは、「ワンピース+ジャケット」です。
半袖のワンピースでしたら、夏は1枚で着ていてもOKですし、黒いグローブをしても清楚です。
ジャケット+スカートは、冬のインナーをまた用意しなくちゃですから〜。
しかも古着は他の人とかぶりません。お値段以上ですよ〜。
古いフォーマルウエアは、シルエットもきちんと設計されていてラインが綺麗なので、
美人さんが更に美人さんに見えるので、私は本当にオススメしたいです。
そういった流れで、当店では『黒い服』は定番なのですが、
最近ちょっと違ったご相談を受けました。
「母の着ていた黒い服を、普段に着られるようリメイクして欲しいんです」とのことです。
形自体はレトロで、とっても可愛いワンピース+ジャケットのアンサンブルでした。
どちらもご依頼者様にサイズがピッタリでしたが、ワンピースはそのまま着ることにして、
なかなか出番がない”ジャケット”を、普段にも着られるように、
大げさではなく、ちょっとだけリメイクすることにしました。
まず、黒い服としても、このまま着ると形がいかにもフォーマルウエアぽい。。。
それをどう崩すか、、、はたまたどう生かすか、、、
まずはそこからです。
ご依頼者様が普段着やすいように、
コストは最小限に、大胆に切ったりせずに、また思い出した時に元に戻せるように。。。
そして一番肝心なポイントは、ご本人にお似合いになるようなデザインということが一番です。
う〜〜〜む。。。
当館階にある、古い生地も扱う生地店『RRR マテリアル プロジェクト』で、入荷した生地とにらめっこ。
もはや生地ではなくて、ヤーン(モール糸のようなもの)とかまで、ご依頼者様に写真を送りながら決めていきました。

 

IMG_0111.JPGケモケモの糸を、襟元に縫い付けて飾りに。。。

IMG_0105.JPGグラデーションのこんなヤーンとか。。。

IMG_0089.JPGあ!スパンコールのゴールドも良いかも!!

IMG_0091.JPGレース生地を付け衿みたいにする??

IMG_0103.JPG爽やかに、ブルー系。

 

IMG_0139.JPGこんなデッドストックのボタンもあったりとか。。

 

 

そんなこんなで色々と考えあぐねた結果、、、

トラディショナルなイングランド!!風にしてみました。

ちょっとカッチリしたジャケットに、尾州生地。(尾州=世界に誇る、愛知県の織物)

トラッド感を強調するために、ボタンを飾りで付けることにしまして、
革ボタンのデッドストック(新品のままずっと眠っていた、未使用品の古い物)をチョイス。
スタンドカラーというデザインを生かして、ヴィヴィアンウェストウッドなテイストを取り入れてみました。
これなら、デニムやチノパンと合わせても、ふんわりスカートと合わせても、ワンピースと合わせても、、、
普段使いに合わやすくなりました!

DSCN3849.JPG  IMG_0135.JPGボタンはイタリア製。

 

さあて!どうなったでしょうか!

DSCN3731 のコピー.JPG←ビフォー   アフター→  DSCN3848.JPG

お直し金額は、生地とボタン代と、あとちょっとだけ!
もうこれは喪服とは言わせません。
カーディガン的に、普段から羽織っていただけると嬉しいです。

お洒落だったお母様も、天国できっと喜んでくださっていると思います!!

 

 

3.JPG 2.JPG1.JPG

タータンチェックの柄の出し方も、何通りも考えてこだわりました!!(違い、わかりますでしょうか??)

今回はどこも切ったりしていないので、また何年か後に、違ったリメイクにしても良いですね^^

良いものはずっと着ることができるので、どうぞずっと大切にしてください☆

 

ワガママ大歓迎、コダワリのお直しを承ります。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

Twitterと、Facebook(=Twitterからの自動転送)でもお直しの様子を時々つぶやいています。

 

ご注文は、愛知県一宮市のアトリエ、及び東京出張時にて。その他有料出張では全国で受付中です!

まずはお気軽にご一報ください。

詳しくは当ホームページへ。

 

人気のお直しの「ビフォー、アフター」は、

当ブログ「今日のお直し」や、
当ホームページ内、洋服リフォームのページの「写真集」にも掲載していますので、
こちらもご参照ください。

※当画像の”無断”使用はお断りいたします※

 


→ホームページ Oh là là

今日のお直し

間が空いてしまいましたが、いつもありがとうございます

2017.07.10 Monday

この度は約7ヶ月振りの東京出張となり、だいぶ間が空いてしまいました。

その間、色々・色々ありました。

お待たせしてしまっており恐縮でございます。

といっても、個人的にはちょいちょい東京へは弾丸日帰りで行っているんですよ〜。

年々ご注文数が増え続けてしまい、

皆様から一旦お預りしたお品を仕上げてから次回…となると、だんだんと間が空いてきてしまっております。

本当にすみません。

でもでも、これからもどしどしご相談くださいね!!

どうしてもの場合は、お急ぎ料金コースもご用意しておりますので、諦めずにどうぞどうぞ!!

IMG_0501.JPG

今回は、代々木駅の目の前に出来た新しいレンタルスペースを利用してみました。

置いてある書籍は建築系やデザイン関係で、ちょっとした合間に目を通したりしてみました^^

手作り感溢れる個室は好感度大&お洒落(ガラス張りなので閉所感は無い)で、自由な空気が漂っていて、

3日間利用させていただきましたが、とても居心地が良かったです。

 

IMG_0500.JPG IMG_0499.JPG

ビル自体はレトロでした。

この螺旋階段とか、木の温もりのある手摺りとか、、、

こういう場所は私の好物ですので本当にホッとします。

 

IMG_0502.JPG

仕事の合間には、できるだけ行動しています。

今回は本当にタイトスケジュールだったのですが、池袋、新宿、阿佐ヶ谷、そして上野に行きました。

西郷さんを拝んできました!!

子パンダ誕生で、上野一帯はパンダブームで面白かったです〜。

 

IMG_0523.JPG

そして帰り際、、、。

バスタ新宿で帰りのバスを待っている間に。。。

またもや牡蠣のお店に立ち寄ってしまいました(>▽<)

『生牡蠣』の看板に目が無い私でございます。

世間で言うところの、AB型はノロウイルスにならないという都市伝説が本当かどうかはわかりませんが、

まだ一度も凝りたことがないのです。

大好物の生牡蠣、アヒージョ、ビールに白ワイン!

自分へのお褒美に一人飲み♪

今は田舎に住んでいて普段こういうことが全くできないので、特別に許してネ♡

初めて入ったお店でしたが、バスタ新宿、結構良いかもしれません。

地方人となった今では、これから便利に利用させていただこうかな〜と思いましたヨ。

 

そして、東京は連日暑かった。。。

名古屋並みに暑かった。。。

夏バテも、熱中症になったことも無いのだけれども、たぶん熱中症のような打撃を受けました。

帰って来て数日間、ぐったりしてしまいました。

 

でも昨日から元気を取り戻しています!

やっぱり体が第一ですね!

モリモリやりますよーーー!

 

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イベント

次回東京出張ご予約可能枠は、残りわずかです!

2017.06.11 Sunday

大変お待たせいたしました。

…と、これが最近の定番フレーズになってしまっていますね、すみません。

 

次回東京出張のスケジュールが決定しましたのでお知らせいたします。
先の予定では春頃とお知らせしておりましたが、
色々・色々ございまして、今回ずれにずれてしまいましたことをお詫び申し上げます。
 

◎日時
7/2(日)10〜21時
7/3(月)10〜21時

7/4(火)10〜21時
※21時に完全閉店します。遅いお時間がご希望の方は、終了時刻が21時になるように見計らってお願いいたします。

 

◎場所
今回はお店ではなく、シェア会議室をチョイスしました。
新しく出来た明るい室内で、半個室でゆったりご相談できます。

下の地図はおおよそのイメージです。
ご予約確定の方には追って詳細情報をお送りいたします。

《アクセス》

都営地下鉄「代々木駅」A1出口目の前、
JR「代々木駅」徒歩1分、
小田急線「南新宿駅」徒歩5分、
JR「新宿駅」と小田急「新線新宿」から徒歩10分くらい、
と、どこからも好アクセスです。

map1.jpg

 

…と、お知らせをさせていただきましたが、今回はタイトスケジュールでもあり、

先行ご予約でほとんどの枠が埋まってしまいました。。。

 

◎今晩時点でのご予約可能日時

(今後キャンセルもある可能性もございますし、諦めずにご連絡ください)

7/2 11:00 または 17:00

7/3 15:30 または 20:00

7/4 16:00

 

また、ご注文くださっても、すぐに仕上がることは難しい状況が続いております。

お急ぎのお直しでは無いご注文のみ、承ります。

何卒ご了承のほど、よろしくお願い申し上げます。。。

 

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イベント

お別れ

2017.05.15 Monday

※本日の記事は、久々に個人的な日記も含まれておりますので、あまり重要な記事ではないです。

出張日程などの重要なお知らせは、改めて書きます※

 

この春の東京出張ご案内が大幅に遅れております。

お待ち下さっている皆様には、ご連絡もできておらずで本当に申し訳ございません。

 

唐突ではございますが、先月、父が他界いたしました。

父の強い希望の為お知らせが遅れました事、皆様にはどうぞご理解いただけますように。。。

ようやく昨日、無事四十九日の法要が済み、忌明けとなりました。

 

大変急なことでしたので、納期を遅らせていただいたり、打合せ日をこちらからキャンセルさせていただいたり、

気が動転してご指定の発送日を間違えてしまったり、メールのお返事がすぐに出来なかったりと、

直接にご迷惑をおかけしてしまったお客様方には、この場をお借りしてましてお詫び申し上げます。

 

父の死因は、すい臓癌でした。

享年72歳。

顔も性格も父にそっくりだった私です。

絵に書いたような『ザ・昭和な父親』で、大変厳しく、そしてその厳しさの何倍も家族想いの父でした。

 

まあ、私をご存知の方でしたら想像しやすいと思うのですが、

そのもっともっと上を行く変人でした。

生前は、家族や親戚からも変わり者扱いされておりまして、”それでも我が道を行く”という人でした。

 

しかしながら、最後は見事でした。

武士のように格好良かったのです。

私はあらためて、「この父の娘でよかったなあ」と実感しました。

 

健康にはとても気を使い、いつも元気だったのですが、

「胃が痛い。最近お酢を毎日1杯飲み始めたから、胃が荒れたのかな」と病院へ行ったら、末期のすい臓癌だと診断され、緊急入院。

医師から、最終ステージだと宣告されました。

しかしそれまで健康でしたので、私は全く信じられず、”そうは言っても2〜3ヶ月は猶予あるでしょ”と勝手に思い込んでいました。

それは甘かったです。

入院後、6日目に息を引き取りました。

父は自分の最期を感じ取っていたのか「みんな覚悟してくれ。ワシは覚悟ができている。あと2週間も生きられないであろう」と、

最後まで食欲が旺盛でしたので好物をたくさん食べ、

家族を招集し最後の晩餐までしましたし、家族間での引き継ぎの色々を冷静に指南し、

遺言をしっかり約束させられ、

「お母さん(父の妻=私の母)のことを最後まで守り切ってあげられないことだけが無念だ、皆でお母さんをよろしく頼む。

他は一切思い残すことはない。もう治らないことはわかっているから、ワシに延命治療は不要だ。

残したお金は、すべてお母さん(只今療養中)のために使ってくれ。頼む。」

とだけを願い、意識がありながら、先に心肺が停止し、永眠しました。

 

その遺言のひとつに

「入院のことや葬儀のことは、すぐには…親戚やご近所に一切知らせないで欲しい」とのことがありました。

なので、入院の看病も、葬儀一切も、私を含めた父の子3人+その妻と夫だけでひっそりとさせていただきました。

知らせない理由のひとつには、香典などで気を遣ってもらいたくない、というのもあったようです。

本当の深意はわかりませんが、本人と固い約束をしたのでそうさせていただきました。

 

しかし今、こうやってインターネットに載せる記事を、私は書いています。

もしもご近所さんが見ることだって、確率はゼロではありません。

それを承知で、一旦の区切りがついた本日、敢えて書かせていただきました。

ずっと隠し続けることはできませんし、私も仕事の遅れが切実です。

ウソで塗り固めることは私には向いていないですし、長年、このブログでは正直な心の内面をいつも書いてきておりました。

なので父との約束も果たしましたし、この先も私らしく正直にいこうと思います!

もちろん順次、親戚やご近所さんにも直接報告して参ります。

「なんでもっと早く言ってくれなかったの!!」と、お叱りを受けそうですが(苦笑)。

 

父は名古屋市内のみで一生を暮らしましたのですが、

最後の時、私は(名古屋市内ではないですが)近くに住んでいたこと、本当に良かったと思いました。

入院中も一緒に外出したり、病室で談笑したり(亡くなる前日まで本当に元気だったのです)、

全く悔いのない時間を父と一緒に、最後を過ごせました。

(そのために、お客様にはご迷惑をおかけしてしまいましたけれども…)

 

そして、あんなに厳しかったのは”なによりも家族を守りたいという愛情”だったんだな、とはっきりと最後にわかりました事は、

感謝の気持ちしかありません。

危篤はまだ先だと油断しながらも、奇跡的にたまたま家族皆が病室に滞在していた午前中、

父が目を閉じながら汗が出始め、手の先が紫色に変わり氷のように冷たくて、フルマラソン走者のように息が荒くなってきた時、

家族全員で父の手を握り「苦しいの?」「お茶飲む?」「ここの汗拭くね」「頑張って」

「今みんなここにいるよ」「お父さん、ありがとう」「約束守るからね」「本当に感謝してるよ!」と声で励まし、

父は声にならない声で「ん…ん…」と意思表示や返事をしてくれ、

その最中で息絶えました。

 

今回唐突に書いたのは、私にとっても父の死は突然の事だったからです。

まだ今でも信じられないな。。。

思春期の頃はわかりあえなくて、私は家を飛び出してそれから今までずっと一緒に暮らすことはできなかったけど、

大人になってからは本当に仲良しで、毎日のように電話で喋っていたしなあ。。。

友達にさえ相談できない悩み事とか、仕事のことも恋愛のことも、

大人の男目線ならではの本質的アドバイスをズバリとしてくれてたし。

あと4年くらい、せめて平均寿命の80歳近くまで生きてると勝手に思い込んでいたけれど、

人生というのは儚いなあと常々感じます。

 

余談ですが、父は若い頃から全世界の宗教を研究しており、終盤は仏教に辿り着いたそうです。

そこで常々「諸行無常」について話しておりました。

私はまだ無宗派ですので現在でも勉強中の身ですが、最愛の父の死を受け止める心はすでにできていたのかもしれません。

〜〜人は必ず死ぬ。。。

昨日と今日、今日と明日は、目では同じように見えても、必ず違う。〜〜

失恋する度に何日も仕事が手に付かないような乙女心も持ち合わせる私なのに、

父に対するお別れは、いくら急であってもすでに受け止められる準備は整っていたのだと思います。

もちろん急すぎて驚いてはいますが、心がとても穏やかで爽やかであります。

常々そう育てて教えてくれた父の偉大さと、心からの敬意と感謝のみが、今の心境です。

 

私もこうやって死ねたら、、、

生きるということは、死ぬ時にわかるんだ。。。と実感しました。

 

子供が生まれる時、親からの最初のプレゼントが”名前”だと言われますよね?

私はこのプレゼント、すごく私らしくて誇りに思います。

だって「直美」ですよ?

お洋服の修理屋である私の『しくす』って、私の人生そのものではないですか!!

これからもそのプレゼントを、ずっとずっと大切にしていきたいです♡

 

次回の東京出張は、6月のどこかで行けるように調整に入っております。

詳細日程はあとしばらくお待ち下さいませ。。。

 

→ホームページ Oh là là

 

お知らせ

大発見!ミリタリーのボタン付け(細かすぎる〜〜、笑)

2017.03.08 Wednesday

(当画像の”無断”使用はお断りいたします)

 

なんと!

すごい発見をしました!!

発見したのはもう10年くらい前なのですが、実際に自分で再現することができずで、ずっとモヤモヤしていたのです。

 

それが今回、すべて解明いたしました!!

つまり、10年越しで再現できることとなりました。

こんな細かいこと、きっと誰も気にしない部分だと思うのですが、、、、。

ヴィンテージ・ミリタリー服の「ボタンの縫い方」についてです。

 

当『Oh là là』は、かれこれ15年以上もヴィンテージ服専門でお修理している特性上、

ミリタリー物のご注文がとても多いです。

さまざまな年代、さまざまな国籍の貴重な軍モノを、中を開けたりして実際に触らせていただけるという、

ありがた〜〜い作業を多々させていただいております。

21.JPG

その中で、ボタンをいくつ付け直してきたことでしょう。

取れかかったボタン、

この時代まで残っている間、途中のどこかで誰かに適当に付け直されたボタン、

サイズ直しをした時に、新しい場所へ付け直すボタン、

などなど。。。。。

 

表側から見ると、大体この↑ような付け方がオリジナルのようです。

糸の「色」「素材」「太さ」は、”現行品”ではありますが、他店には無いコダワリで使用しております。

縫い付け方も、『見た目』はそっくりに仕上げているつもりです。

 

22.JPG

↑これはボタン裏側の写真ですが、ずっと『見た目』だけじゃないはず、、、と思っていて。。。

このボタンの付け方は、洋裁用のマニュアルにも無く、専門学校で習うことも無く、

ミリタリー専門書に書いてあることも無く、

先人&先輩から聞いたこともなく、

ましてや、これまで一度もお客様からご指摘いただいたことも無く、、、、、

普通なら気付くことも無く、素通りする部分です。

でも自分自身では”何かが違う!”と、ずっとモヤモヤしていました。

 

23.JPG

↑そこで、オリジナルのボタンを付け直す時にサンプルとして保存していた本物の糸を、

やっとじっくり検証することができました。

が、、、、

観察はじっくりできたとしても、なんだかチンプンカンプンで…。

助太刀として、お隣のテリハエルさんに頼んで検証してもらいました。

おお!ここですごい発見が!

なんと、ボタンは”縫い付けてある”のではなく、『織り込まれてある』ということがわかりました。

さすがテキスタイル・デザイナー、テリハエルさん!!

『織り』の『組織』を分析してくれて、図解で示してくれたので、私はその通りに糸を『織る』ことで、

このヴィンテージのボタンの付け方をマスターできました!!

(本当にこのビルは、トキワ荘だわ!!・・・注:テリハエルさんは1017年2月27日をもってお引っ越しされました)

 

ミリタリー、特に世界大戦前後、U.S.(米=アメリカ)軍モノは、ほとんどこの方法でボタン付けされています。

英軍(ロイヤル)モノにも見受けられます。

ただ付けるだけではなく、

かな〜〜〜〜り頑丈な付け方となっております。

さすが、激しい使用を前提とした”現場の服”の工夫です。

 

オリジナルのモッズコートも、もちろんこのボタンの付け方です。

もしもこの付け方ではなかったら、途中で誰かが付け直したと思っていただいて間違いないかと思います。

 

当然ながら、機械ではなくて手縫いです。

1個付けるのにかなり時間がかかります。

はっきり言って、すごく面倒くさいです(笑)。

ですが、昔の人は、この方法でせっせとボタンを付けていたんですね〜。

そのボタン付けをしている人の姿を想像しながら、私も見習って再現していきたいと思います。

毎日何十個、何百個と作業する、ボタン付け専門の人とかがいたのかな?

慣れると1個どれくらいの時間で出来るんだろうか。

残念ながら私は、毎日ボタン付けだけしている専門の人では無いので(汗)、

この方法で付けるのに、最初は1個20分くらいもかかりました。

すごく難しい縫い方(織り方)です。

 

これは実際のところ、普段の服にも応用できますよね。

ヘビーローテーションのお気に入りの服、

仕事先での毎日の作業着、

ちょっとサイズがきつくなってしまって、酷使してしまうウエストのボタン、

などなど、頑丈が求められるボタンに最適かと思います。

ただ、これをこのまま真似るのではなく、糸の素材をハイテクにするなどしたら、最強になるんじゃないかと!!

たったボタン1個のことですが、深いですね〜。

もちろん、糸で縫わない方式の、もっと頑丈なボタンも現代にはありますので、そこのチョイスは自由だと思うのです。

色々楽しみましょう♪

 

ご興味のある方は、このボタン付けに是非挑戦してみてください!

素早く綺麗に付ける事ができたら、是非この「ボタン付け」専門でのお仕事をお願いしたいです。

それまではワタクシが縫いますね!!

※こちらのボタン付けをご希望の場合は、別途追加料金となります

 

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

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今日のお直し

和洋折衷??な構造のアンティークスカート

2017.02.23 Thursday

なんて素敵なスカートでしょう!

素材はリネンでしょうか。

かなりの年代物。アンティークな洗いざらしで、すごく良い味が出ています。

11.JPG

形は、生地をたっぷりと使用したデザイン。

1940年代以降と思われます(=戦後だという理由)。

そして柄!!

水彩画の、旅行を思わせる絵画調。5パターン。

それを、黒い幾何学的なラインで縁取ってあり、まるでネガフィルムのよう!

 

なのですが、私はそんなにあっさり客観的に見ることができません。。。

なぜなら塔好きでもありますし、素敵な柄に強烈に心を惹かれてしまい、作業スピードは半減です(苦笑)。

それぞれの5枚のイラストが、その黒い線の三角というか台形というかの形で縁取られています。

フィルムのように四角で縁取られていないことに注目!

ウエスト辺りは、日本語で言うところの「だんだら模様」。

わかりやすく例えると、幾何学的な「ギザギザ」「ジグザグ」。

これが黒色でウエストにデザインされているのです。

つまり何が言いたいかというと、この生地は、最初からサーキュラー(円形)スカート用に作られたんじゃないかと推測いたします。

もしくは生地の風合いから、円形のテーブルクロス用かもしれません。

イラストとイラストの間に、縫い目などは無く、染めなのです。

 

ということで塔!

どこかで見たことあるような。。。

けどよく見てみると、現実とは別モノのような気もしてきました。

もし実物をご存知の方、是非教えてくださいませ!!

ということで、素敵な5枚の絵画を写真に収めましたので、今日は肩の力を抜いてご一緒に鑑賞会といたしましょう♪

 

12.JPG

↑これは一見、ノートルダム大聖堂(フランス)かと思ったのですが、

もしかしてサンティアゴ・デ・コンポステーラ(スペイン)の方が似てるのかな??

 

 

13.JPG

↑これはベルリンの戦勝記念塔(ドイツ)でしょう!!と容易に思ったのですが、

いやいや、天使の形からすると平和の天使が近いかもしれない。

 

 

14.JPG

↑これは何だろう。

ヨーロッパのどこかだとは思うけど。。。

ありがちすぎて何とも言えない(笑)。

塔の後ろのドームがヒントか?

 

 

15.JPG

↑これはもう、船頭さんのファッションからしてヴェニスでしょう!!

と思いきや、周りが森林。。。

どこなんだろう。。。

きっとどこかの避暑地に違いない^^

 

 

16.JPG

↑これは南仏のはず!!(←希望、笑)

憧れの地中海であってほしい!!

カリブ海とかという案もある(笑)。

え〜〜?どこだろう〜?

海に飛び込む瞬間の人がすっごく気になる!!!

 

なんて考えながら絵を眺めてアイロンをかけていましたら、随分と時間が過ぎてしまっていましたっ(汗)。

という、そんな贅沢な生地を使ったスカートです。

贅沢なのは、生地の使用量もなのです。

一番最初の写真でおわかりかと思いますが、まさに生地をドーナツ状にくり抜いたところがウエストの穴、みたいな作りの

正真正銘のサーキュラースカートでございます。

バレリーナみたいに爪先立ちでターンした日には、、、、お尻まで丸見えになっちゃいますネ(>▽<)キャー

 

このサーキュラースカートは、1950年代に大流行しました。

そして1980年代にもリバイバルしました。

80'Sのリバイバル以降、現代でも人気がありますが、さすがにこの柄はどこにも無いと思います。

 

 

なんだかセールス営業のようなトークになってしまいましたが(笑)、

本題のお直し内容をざっくりご紹介です。

17.JPG←フロント  バック→22.JPG

バックスタイルは、フロントのウエストベルト生地が伸びてきて、リボンで結べるようにデザインされています。

可愛い☆

 

 

しかし、外からは見えない構造が中に。。。

18.JPG 19.JPG

↑まず、後ろ身頃部分を、おヘソの辺りで止めます。

そのスナップボタンとフックをどうしようか、大きさや数や位置などを検討している写真です。

 

↓止めるとこんな感じです。

20.JPG

 

↓その後は、前身頃をそこに重ねて、後ろでリボン結びにして、着用完成。

これも、新しくスナップを付けることを検討中のイメージ写真。

21.JPG

 

よく思い出してみましたら、和装に馴染みのある方ならピンとくるかと思います。

そう!袴の構造なんです!

その後ろと前が逆(後ろ身頃を先に着る)ということです。

おそらくこちらのスカートはアメリカ製かと思うのですが、袴の構造とは面白いですよね!

これこそが和洋折衷と言ってもいいのかもしれません(^_^)

 

ウエストリボンは、ご依頼者様のご希望でV字にカットしました。

黒い柄と合っているデザインですネ。

23.JPG

 

 

 

24.JPG

↑最近こういうの見なくなりましたね。手縫いのホック。

昔ながらのステッチにて、丁寧に付けてみました。

 

貴重なお直しをさせていただき、ありがとうございました!

どうぞ長くご愛用いただけますように。。。

 

 

【上記の出来上がり写真および、当店のすべてのお直し・リフォーム・リメイクは、
パターンメイドやイージーオーダーではありません。
一人ひとりのお客様にピッタリの、lalaコとお客様でデザインをした、
スペシャル・オーダーメイドの1点物なので、
写真と同じ物は作れませんことをご了承ください。】

人気のお直しの「ビフォー、アフター」は、
当ホームページ内、洋服リフォームのページの「写真集」に掲載していますので、
こちらもご参照ください。


→ホームページ Oh là là

今日のお直し

Pコートのお直しも人気です

2017.02.20 Monday

当店で長年に渡って大人気のお直しなのに、そういえばブログに掲載したことがありませんでした。

U.S.NAVYのメルトンウール素材のPコート。

 

こちらはサイズ直しです。

ちょっと手を入れただけなのにお体にピッタリという、最高にカッコいい仕上りになりましたのでご紹介してみます。

シュッ!!としました(^▽^)

1.JPG←←ビフォー。  →→アフター。 2.JPG

お袖だけ細くしてみました。

なぜならば、他の部分はとてもタイトで、お袖だけ太かったからです。

一目瞭然、本当に太い!!

お袖は、動きやすさから、当時の軍用モノは必ず太く作ってあります。それは当たり前のことで驚きませんが。。。

しかし何故、その他が異常にタイトなのか、、、

一般的な古着は、お袖に合わせたバランスで、ボディもそれなりに太いのですが。

何故だろう、、、長い歴史の中で、お手元に渡る途中でお直しされたりとかあったのかな??

(手直しが入っているかなどの検証がご希望でしたら、別途細部検証してお答えできますのでまたご相談ください)

 

 

3.JPG

↑サイズ表記は34。

 

遠方よりのご依頼でしたので、サイズ感は相当悩みました。

もちろんきちんとお会いして採寸させていただいたのですが、古着のお直しを長年やっているといえども、毎回全く定義ができなくて、

いつどこで手直しが入ったのか、とか、直す服と着用される方のお体のマッチングとか、

シルエット上の全体のバランスとか、

何から何まで「見本」というのが無いので、実際の型を形成するまでにおおいに悩みます。

いつもの私の愚痴ですが「仕上がるまで、毎日あなたちょっとここ(私の横)に突っ立っていて欲しい」。

まさにトルソー(洋裁用の立体マネキン)のように。。。

そうじゃないと、チビの私では全くサイズ感がわかりませんし、

市販のトルソーでは、各々のお客様のお体に合わないばかりか、動きに対しては全くもの物足りないです。

なので私は、大変失礼とは思いながらも、

試作中とか、仕上り後に、

ご依頼者さまの体型に近づくような着込み(ふっくらしているところにそのような厚手の服を着込む、貼る、巻く、など)をして、

実際に何度も試着してみて、動きやすさを確認しています。

そうじゃないと、形だけ格好良くても動きづらくてすぐに着なくなっちゃった、、、となってしまい、

もったいないと思うからでです。

そこはお直し職人になってから15年以上、毎回変わらずずっと工夫してきました。

 

↓例えば、採寸どおりに、数字だけで仮に縫ってみましたら、こんなお袖になりました。

ちょっとベル型(手首に向かって広がっている)です。

これはこれで(それぞれのお好みではありますが)悪くはないですが、ご依頼内容は「ほっそりしたい」という意向を汲んで

4.JPG

 

↓ヒジから下を極力タイトに変更して仮に縫ってみました。

5.JPG

↑、、、が、ビンテージPコートとしては、さすがにここまで細くしないほうが良いですよね。。。

今風な感じになってしまって、なんだか台無しです。

1センチ単位で、太くしてみたり細くしてみたり、何パターンも試してみました。

今回の場合は、5〜6パターン試しましたでしょうか。。。

しかし私の体は、何度も書いていますがチビなので、上記写真では全く何が何だかわからないですよね。。。(汗)

 

 

ということで、仕上がったコートは、上記写真では無く、、、

「ちょうどイイ」サイズになったかなと、嬉しく感じております。

しかし実際にご試着いただくまでは、いつも相当な緊張で胃が痛いです。

 

6.jpg 7.JPG 8.JPG

↑《実際のご依頼者様ご本人の着用写真です》

モデルさんのようなスレンダーな体型に、すべてが完璧となりました!!

モッズ系のファッションリーダーのお方でしたので、お袖に動きシワは入っているとしても(←こういうことにウルサイご年配がいますけども)、

これが最適だと思うのです!

これ以上細いと、さすがにメルトンウールですと生地がブ厚くて動けないでしょうし、

これより太いと、普通の今モノのサイズ感になりますので。。。

とにもかくにも、とってもスレンダーさんでしたので、私も最終的にはご試着を目の前で確認できて、ほっと肩を撫で下ろしました。

 

だってさ、私の試着って

4.JPG

↑これですよ。。。。。。。

まず、腕の長さが全然ちがう〜〜〜〜!手首見えてなくて指が2関節だけとか、、、、(涙)

 

今回の記事は、「袖幅」のみ細くしたお直しです。

肩幅を細く(肩幅つめ)、身幅を細く、丈を短く、、、などなど、全般大好評にてお受けしております。

 

ご協力ありがとうございました!!

 

【上記の出来上がり写真および、当店のすべてのお直し・リフォーム・リメイクは、
パターンメイドやイージーオーダーではありません。
一人ひとりのお客様にピッタリの、lalaコとお客様でデザインをした、
スペシャル・オーダーメイドの1点物なので、
写真と同じ物は作れませんことをご了承ください。】

人気のお直しの「ビフォー、アフター」は、
当ホームページ内、洋服リフォームのページの「写真集」に掲載していますので、
こちらもご参照ください。


→ホームページ Oh là là

今日のお直し

またまたエルメスを切る。minä。

2017.02.15 Wednesday

以前こちらでご紹介しました『エルメスのスカーフを、コートの裏地に仕立てる』リメイク記事をご覧になった方が、

私もエルメスのスカーフ持ってる!!

ということで、またまたコートの裏地にリメイクさせていただきました。

まさかまたエルメスのスカーフを切ることになるとは想像していなかったのですが!!

とっても素敵に仕上がりましたので、再びご紹介させていただきますき

 

前回のエルメススカーフの記事はこの画像をクリック→hp 559.jpg

 

さて、今回の仕上りはこちらです!!

前回(上の画像)とは全然雰囲気が違って、エレガントというよりも可愛らしいイメチェンとなりましたDocomo_hart

しかも今回は、余った生地でブローチも作ってしまいました!

ただ眠っていたスカーフも、これで生き生きと生まれ変わって””第2の人生””っていう感じかなkyu

125.JPG 101.JPG

 

↓今回ベースとなりますコートは、minä perhonen(ミナ・ペルホネン)のリバーシブルコートです。

105.JPG

 

103.JPG 107.JPG 106.JPG

↑両面ウールのリバーシブルなので、着る時にすべりが悪いというのもあり、

何か裏地を付けたいな〜、と考えていらっしゃったそうで、

眠っていたスカーフを思いついたそうです。

ネイビー色側は着ないようにして、イエロー色だけで着ます、とのオーダーでした。

 

↓素敵なHERMESのスカーフ!!

108.JPG 109.JPG

 

 

お袖の部分はスカーフだけでは足りないので、

これもまたお客様がお持ちの、眠っていたお洋服から生地を取りました。

なんと、キャミソール!!

シルク混のポール・スミス・ウィメンをバラします。↓

111.JPG 122.JPG

 

 

ということで材料がそろいましたので、以下、製作のちょっとした風景です。

121.JPG 120.JPG 119.JPG

↑まずはダミーのトルソー(マネキン)に、トワル(別生地で仮に作る型)で、裏地のパターン(製図)を探っていきます。

当店でお客様に説明する時に「型を取りますので、その型代料金が別途がかかります」という時のことは、こんな感じです。

今までその製作過程を公開したことがなかったので、このような写真は初公開となります!

 

 

↓糸は悩んだ末、ポリエステル100のスパン糸の黒、と、シルク風のポリエステルアイボリー系の2種にしました。

シルク生地にはシルク糸が最適なのですが、天然素材は強度が心配です。

アウターの裏地としてガシガシ使っていただくため、敢えて頑丈なポリエステル糸を選びました。

114.JPG

 

↓ただし、当店のこだわりとして、シルクにミシンは使いたくない。。。

すべて総手縫いにて丁寧に縫い合わせました。

白系の箇所はアイボリー色の糸を使い、黒系箇所は黒糸、と、色を合わせました。

針も極細です。

そして特にこだわったのは、縫い合わせる時の「柄合わせ」です。

くっつく箇所の柄を、お隣の柄と合わせます。 

113.JPG

 

 

↓今回すみません!一番大事な「スカーフを切る!」瞬間の写真を取るのを忘れてしまいました!

ですが、こちらの写真がすべてを物語っています。

115.JPG

↑カットは最小限、可能な限り生地を使いました。

ということで、あのスカーフから、生地はこれだけしか余りませんでしたびっくり

普通ならこれで終了、なのですが、ちょっと眺めていましたら、

赤丸で囲んだ所の柄を捨てるのはもったいないなあ〜、可愛いなあ〜と思えてきましたので、

ご依頼者さまと相談して、何かワッペンのようなものを作ってみましょう!となりました。

 

↓そこで作ってみました。ワッペンというかブローチを。

101.JPG←表  102.JPG←裏

すみません、、、

ワタクシ、洋服を作るのも直すのも長年やってきましたが、小物やアクセサリーを作るのは全くの初心者なんです!!

あまり上手ではないですね、、、悲しい

精一杯洋服の知識を詰め込んで、総手縫い、オーガニックコットン、台紙を入れてみました。

手作り感あふれる仕上りとなりましたセリザワさん

 

↓さて、次はお袖です。

キャミワンピを解体していきます。

当店ではいつも、残った部分も再利用できるようにとの思いを込めて、できるだけほどいて分解しています。

その後、このようにハサミを入れていきます。

面倒くさいからとバッサリ切ったりすることはありません。

112.JPG

 

↓レースでトリミングされていましたので、レースを途中でカットせずに、ほどきました。

110.JPG

 

↓トルソーで型取りして、お袖を形成しました。

123.JPG 124.JPG

 

 

↓さて!完成です

とてもラッキーだったことに、こちらのコートは前合わせがダブルだった為、裏地が少ない面積ですみました。

後ろ身頃〜前身頃までひと続きにスカーフをふんだんに使ってみました!

ネイビー色側から見ると落ち着きがありますが、、、

116.JPG 118.JPG 117.JPG

 

↓イエロー側から見ると、このスカーフがとっても映えます!

着ている時には誰も知らないけれど、、、私、脱いだらすごいんです!(←昭和、笑)のように、

粋なお洒落の完成です!

104.JPG

 

↓このコートに、あのブローチ、、、すっごく素敵だと思います!

皆さまも、捨てる前にちょっと立ち止まって、いろんな妄想やアイデアを思い描いてみてください。

その思いを少しでも形にできるようにお手伝いさせていただきます☆

126.JPG

 

この度は、ご依頼くださいましてありがとうございました!

どうぞ長〜くご愛用していただけますように☆ニコッ

しかしこのミナ&エルメスのマリアージュは、本当に素敵ですね!!

 

【上記の出来上がり写真および、当店のすべてのお直し・リフォーム・リメイクは、
パターンメイドやイージーオーダーではありません。
一人ひとりのお客様にピッタリの、lalaコとお客様でデザインをした、
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今日のお直し

古さをトコトン追求するお直しもあるのです。

2017.01.24 Tuesday

今日ご紹介するのは、アイテムとしても珍しいお品でもありますが、お直し内容がかなり特殊でしたので掲載してみたいと思います。

 1.JPG

(↑上記写真は仕上り品)

U.S.NAVYのN-1デッキジャケットです。ミリタリー好きな方に人気ではありますが、街ではまだそれほど見かけるほどではない、

通なアイテムです。

しかもこちらは当然、レプリカではなく、1940年代(44年と思われます)の本物で、更に貴重なネイビーというお品でした。

その為コンディションが、、、、、。

「とにかく、まずは着られる状態にして欲しい。ただし、他のモノ(生地)を足さず、あくまでオリジナルにこだわって、最低限の手を入れて欲しい。そういう感じでとことん直したい!」

と、ご依頼内容がかなり特殊でした。

糸は””綿100%””のみを使用というご指定で、ミシンではなく手縫いという指示もあり、、、。

私としては、ご注文どおりのそれを目指しましたっ。

直し方に正解は無いですからね☆

(私としては、長く着ていただくならば、別の素材に付け替える&場所によってはミシン縫いをオススメしています。)

 

アルパカのはずの衿が、、、見事にボロボロ…裂けてしまって今にも崩れそうです。

実際に針をさすと、どこもかしこもぽろぽろと崩れてしまって、とにかく非常事態です。

私は、ボンドなどの接着剤を使うことを極力避けています。

理由は、いつかこの後誰かがお直しを入れる時に、すべてを台無しししてしまうからです。

2.JPG→→→ 3.JPG

ということで、衿のビフォー&アフター。

すべて綿糸で、チクチク手縫いしました。

 

 

袖の内リブの、ビフォー。

パックリ2枚に分かれてしまっています。

5.JPG   6.JPG

 

アフター↓ あくまで自然に。何も足さずに。。。

8.JPG

 

表袖↓ イイ感じのアタリですが、リブと同じく、袖口がパックリ2枚に分かれてしまっています。

9.JPG

 

↓ビフォー。あくまで自然に。。。

10.JPG

 

 

前ポケットのビフォー。糸がモシャモシャ&ピロピロです。↓

11.JPG

アフター↓スッキリと。

12.JPG

 

ポケット拡大図↓ ビフォー。 はい、もちろんポケット口は2枚(厳密には芯を入れて4枚くらい)に分かれていました。

13.JPG

アフター↓

14.JPG

写真以外にもたくさんお直し入れましたけれど、今日はこんなところまでで。。。

 

時代を感じる出来事(メモ)。

触る度に、砂(??)がワッサワッサ降って来て、白いアイロン台が粉粉になりました。

写真ではわかりにくかな??

7.JPG

きっとこの子も軍で働き者君だったのでしょう、敬意を示したいです。

当店はヴィンテージ専門お直しですので、ご注文時前に洗ってからお持ち下さいなんて、

創業当初から一度も言ったことがありません。

アイロン台もこの後じっくり掃除機をかけ、消毒しました。

洗えないモノもありますものね。

ただし、鮮血(新鮮な血液)だけは落としていただけますと助かります。

《コツ:中性洗剤+水かお湯で揉み洗いすると、どんな素材でも鮮血はほとんど落ちます。お湯の方が落ちやすいです。

時間が経つほど落ちにくくなります。》

滑りの悪いビニール手袋やらマスクやらしての作業となり、毎度、

どこの保健所の人!?の身なりでございます。

…そんな、面白い人!ってだけなら良いのですが、実際の作業は手触りがつかめず上手く作業が進みません。

古くて落ちない汚れはそれなりに対処しておりますので、無理の無い範囲で衛生面をちょいと気にかけていただけますと幸いでございます。香水なども。。。

当店から保健所に通報することは一切ございませんので、そこはどうぞご安心くださいませ。

古きを愛しこの仕事を長年続けており、今では各方面からたくさんのお洋服をお預りしているので、

16年経って初めてこんなことも書いてみました。

 

すべての方々が気持ち良く、気軽に、これからも当オーララに無理難題をぶつけていただけることが毎日楽しみです!!

 

また長くなった(-。-;)

ということで、よろしくお願いいたします☆

わかりにくことは、いつでも何でも聞いてください!

特に電話はオススメです(作業に追われ、メールのお返事は遅いです)。

 

ではまた〜〜!

 

 

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ご注文は、愛知県一宮市のアトリエ、及び東京出張時、その他近郊で受付中です!

まずはお気軽にご一報ください。

詳しくは当ホームページへ。

 

 

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今日のお直し

新年おめでとうございます。

2017.01.04 Wednesday

あけましておめでとうございます!

三が日は家族親戚と過ごし、本日から仕事始めでございますやったv

今年もどうぞよろしくお願いいたします!

年賀状くださった方々、ありがとうございました。今年は特に年賀状を書きませんでしたので、手書きでお返事出させていただきますね☆

 

年末押し迫った時期の出張、たくさんのご注文をいただき、感謝申し上げます!

連日10〜22時という長丁場で、無理言って開店時間を伸ばしていただいた「ジェイコブス・ラダー」のオーナー南条さん、

本当にありがとうございました。

 

 

昨年も色々なことがあり過ぎました。

年が明けた頃から母の体が不自由になり、家族が協力して介護にあたっておりましたが、難病と診断され、

秋には心苦しくも施設に入ることになりました。

介護の世界の大変さをすごく実感した1年でした。

 

母のおせちは、甘さをぐっと抑えた味付けで、家族みんな大好きでした。

去年までは母が毎年作ってくれてました。

今年からは作れないので、この味を引き継いでいこうということになり、3姉妹で手分けして作りました。

初めてにしてはまずまずだったけど、やはりまだ母の味には敵わないね、という結果ではありましたが(笑)、

これからも毎年改良を重ね、この味を守っていこうと思います。

 

 

それから、Oh là làとしては、新しい階段をまた1歩登りました。

今まで同様、県外出張も出来るだけ続けるのですが、

地元での足場として、自宅近くにアトリエを構えることができました。

またその場所での、異同業種の方々との新しい出会いが、今年の飛躍にも繋がって行くので、

この1年も本当に楽しみです。

 

新しい家族が増えたことも、去年のニュースのひとつですねkyu

仔猫なんですけども。

今は猫2匹に囲まれて、暖かく幸せな毎日です。

 

年末には、なんと自分のお墓ができました。

生前に新築するとは、なんと贅沢なことでしょうか。

夫の家族には本当の娘のように可愛がっていただいていて、感謝してもしつくせないくらいです。

墓石にはもうすでに、私の名前も刻んでいただきました。

ありがたいことです。

 

 

毎年思うのですが、1年が過ぎるのは本当にあっという間で、

毎年、毎月、毎日、「自分ニュース」が多すぎて、目まぐるしいです。

これが『生きてる』ってことなんだなぁ。。。としみじみします。

 

昨日と同じ明日は無いですよね。

毎日階段を1段ずつ登っているのだと思います。

その行き着く先はどこか、、、なんてわからないです。

わからないから面白いんですよね。

ふと後ろを振り返った時、嬉しくなるように進んで行くんだと思います。

今年も希望を持って、1歩ずつ進んで行きましょうね!!

 

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日記